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症例紹介

半月板損傷

半月板損傷で手術を回避できた中学生サッカー選手

半月板損傷

半月板は膝関節の内側と外側にあるC型をした板状の組織で、衝撃吸収と膝関節を安定化する機能を持っています。スポーツ中に起こる傷害では膝を捻ったり、膝が体幹の中心軸よりも内側に入った状態(ニーイン)で、膝を伸ばす方向に力を加えることで受傷します。

本症例となるサッカー選手は、サッカーのディフェンス中、横からの当たりに対しバランスを崩し、変な姿勢で踏ん張ろうと力を加えたことにより受傷しました。

患者プロフィール

H.Sくん
13歳男性
サッカー歴:5年
病院での診断名:左内側半月板損傷

症状

受傷してすぐに膝内側の痛みと腫れが確認され、歩く時などに膝が固まり動かなくなるロッキングと呼ばれる症状が出たり、階段の上り下りでの膝内側の痛み、膝下のだるさなど半月板損傷の典型的な症状が出ていました。

病院の対処

受傷後、すぐに整形外科を受診し、レントゲン、MRIによる画像検査で半月板に亀裂が見つかり、医師は保存療法を選択しました。4ヶ月の安静と、週に3回の半月板損傷に対するリハビリを行いました。

本人の対処

病院で支持された安静を守り、生活を行いました。私生活では、

  • 走らない
  • 階段を使わない(学校の教室移動でもエレベーターを使用、段差は避けてスロープを歩くなど)
  • 入浴中の膝周囲のマッサージ
  • 食事

などを徹底し、最大限の安静状態を保ちました。
また、膝専門で治療している整体院で週に1回施術を受けていました。

受傷から4ヶ月後の状態

病院から運動を再開しても良いという指示を受け、サッカーを再開しました。
しかし、ワンタッチ目から膝内側に激痛が走り、全く動けなくなりました。
また、歩いていても膝関節が動かなくなるロッキング現象が起き、自覚症状に改善はありませんでした。

病院で手術か競技生活の終了を告げられる

再度病院を受診し症状を伝えたところ、手術を行うかサッカーを辞める2択を迫られました。返事を保留し、セカンドオピニオンで幅広い分野の治療院を探し、M-Testを行なっている鍼灸院にいきあたりました。

初診での変化とM-Testで見つかった身体の不具合

M-Testで身体をチェックすると、膝関節を捻る動きに制限があることがわかりました。また、膝を曲げる/伸ばす動作の際に挙動に左右差があり、左膝の明らかな動作制限が認められました。
施術は刺さない鍼(ソマセプト・ミオ)を主として行い、毎日ストレッチをするよう指示しました。
施術前後で幹部の可動域と痛みが改善し、Numerical Rating Scale(NRS)では施術前10→施術後2まで改善が認められました。

競技復帰まで

初診後、本人の自覚では翌日からの競技復帰が可能でしたが1週間後の第2診まではボールを蹴らないよう指示しました。
毎日ストレッチを行い、半月板に負荷がかからない身体状態を維持することに努めました。
競技復帰は第2診翌日から可能で、状態を安定させるために4回施術を行い治療は終了となりました。

患者からのコメント

半月板を怪我してから安静にしていた4ヶ月は何だったんだって思います。手術を言われた時には悔しくて正直泣きました。最初から鍼に来たらよかった。治療したおかげで今は全く痛みがない状態でプレイができるから嬉しいです。


この症例を治療した先生
小野修司

鍼灸院おるき 院長 鍼灸師

治療院ホームページ
https://kokoni-oruki.com

先生からのコメント
半月板損傷受傷後は、硬くなると半月板に負荷をかけてしまう筋肉が硬く強張っていることが多く、その状態のままではどんなに膝を守って生活しても『半月板の安静状態』にはなりません。一度膝回りの筋肉をリセットすることで、『動いていても半月板の安静』は作ることができます。膝に負荷をかけている部位を見極め、負担を取り除くことが大切です。